お嬢様になりました。
俺の上でジタバタと暴れる葵の体を、ギュッと抱きしめた。
「冗談はやめてよね!! 離してってばぁーっ!!」
冗談でこんな事しねぇよ。
それに、そう簡単に離してたまるか。
「俺、今日誕生日」
ずっと暴れていた葵の体がピタッと動かなくなった。
「は? 嘘でしょ?」
「こんな直ぐバレる嘘ついてどうすんだよ」
俺の胸に手をつき、上半身を起こした葵と視線が絡まった。
眉尻を下げ、シュンとした表情を見せる葵。
「ごめん……知らなかった……」
「お前の事だから、俺の誕生日なんか知らねぇと思ってたよ」
別にお祝いをしてほしいわけでも、物が欲しいわけでもない。
ただ一緒にいてほしかった。
特別な日にしたかった。
思い出に残る様な誕生日、たまにはそんな誕生日を過ごしてもバチはあたらねぇよな?
「プレゼントくれよ」
「勿論!! 何がッッ!?」
葵の腕を掴み、体制を変えた。
俺の下で小さく口を開け、目を見開いている葵。
葵の手に自分の手を重ね、指を絡めた。
抵抗するように体を捩り、頬を赤く染める葵の唇に自分の唇を落とした。
「冗談はやめてよね!! 離してってばぁーっ!!」
冗談でこんな事しねぇよ。
それに、そう簡単に離してたまるか。
「俺、今日誕生日」
ずっと暴れていた葵の体がピタッと動かなくなった。
「は? 嘘でしょ?」
「こんな直ぐバレる嘘ついてどうすんだよ」
俺の胸に手をつき、上半身を起こした葵と視線が絡まった。
眉尻を下げ、シュンとした表情を見せる葵。
「ごめん……知らなかった……」
「お前の事だから、俺の誕生日なんか知らねぇと思ってたよ」
別にお祝いをしてほしいわけでも、物が欲しいわけでもない。
ただ一緒にいてほしかった。
特別な日にしたかった。
思い出に残る様な誕生日、たまにはそんな誕生日を過ごしてもバチはあたらねぇよな?
「プレゼントくれよ」
「勿論!! 何がッッ!?」
葵の腕を掴み、体制を変えた。
俺の下で小さく口を開け、目を見開いている葵。
葵の手に自分の手を重ね、指を絡めた。
抵抗するように体を捩り、頬を赤く染める葵の唇に自分の唇を落とした。