殺し屋天使
サーセン、とお座成りに頭を下げる殺し屋に当たり前だが男は激高した。
ンな理由が通ると思ってんのか!?
つか、仕事しよーよ!!
オマエ一応ウチの子飼いなんだろ!?
そもそも断るとかねーからね?
俺達は決定事項伝えに来たダケだからね!?
そもそも拒否とかアリエネェからねっ!?
いやいやいや。
ムリなものはムリなんで。
ホントモーシワケないっすけど。
あ~、日を改めてもらえればなんとか…
その日のその時間タイムリィーすぎますわ…。
などとしたやり取りが以下、延々繰り広げられた。
しかし結果殺し屋の応えは翻ることなく
―――契約は破談。
その一週間後、そのマフィアが敵のタマ取りに成功したかと言えば
―――失敗。