先生、スキ



何故なんだろう。
この時無性に胸が熱くなった。

そして少し苦しくなった自分も居た。


「そうだなあ
他に馬鹿なやつがいたかも」


そして私はとんでもない一言を言ってしまったのだ。


「先生、ありがと」



自分でも何故こんなことを言ったか分からない。


けど、綺麗な笑顔で笑う先生を見て
胸が熱くなったんだ。



「いえいえっ
それより自分もっと大切にしなきゃだぞ~」


また笑ってる。


ほんと、向日葵のような人だ。



そしてこの日から私が世界史の授業聞き出したのは言うまでもない。





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