先生、スキ
1日カップル




私の家に着くなり
尚人はさっきのことを忘れたように
ただキャーキャーと騒いでいる。


「うわ、すっげえ!この車1000万はするでしょ?」

運転手はなにひとつ嫌な顔せず答えた。


「はい、なにしろ外国から特注で取り入れたものですから。」


「はやくしないと、置いてくよ~」



私がそう叫ぶと
尚人はほいほい後ろからついてくる。



さっきと全然違う、いつもの子犬尚人。




< 38 / 55 >

この作品をシェア

pagetop