身勝手な彼女と、都合のいい俺(短編)
「だいたい、他に相手がいるのは和田くんの方でしょ」

「は?」

今度は俺が眉を潜める番だ。

「他、…って誰?」

俺が惚れてる女性はあなたしかいませんけど。

「たくさん遊び相手がいるんでしょ?
さっきも女の子と一緒だったじゃない」

「違いますよ!
さっきのは経理部のユミちゃんで…」

しまった。
余計なことを口走ってしまった。

「呆れた!
あなた、職場の子にも手を出してたの?」

「だから、誤解ですって!
ユミちゃんとは付き合ってないし、遊び相手だっていないし。
俺はサキさん一筋なんですってば!」
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