青空バスケ―3rd―

大和の家までの道のりを歩きながら、二人で話をする。

スーパーの袋は蓮ちゃんが持ってくれた。


「そういえばお前ら……どうなったの?」

「どうなったって?」

「この前、同棲は無理だとかいろいろ言ってたじゃん」

「あぁ……うん。
あの話はなくなった」

「なくなった?」


蓮ちゃんが怪訝そうにあたしを見た。


「まぁ、あの……話せばいろいろと長くなるんだけど……。
蓮ちゃんと話してから数日後に一回別れて……」

「……は?」

「同棲の話はなかったことにしようって話をしてる間にいつの間にか別れ話になってて……。
……破局しました」

「……はぁ?」

「その後、またいろいろあって……一昨日に復縁したばかりで……」

「……お前ら、この短期間で何があったんだよ」

「本当、もうビックリだよね」

「ビックリどころじゃねぇよ」


蓮ちゃんは呆れたような目であたしを見た。

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