君に Ⅰ
その後のことを簡単に説明すると、まっちゃんは口が裂けてしまうんじゃないかと思うくらい口を開いて、声にならない叫びをあげたあと、満面の笑みでぴょんぴょん飛び始めて、一人でずっとその後もキャーキャー騒いでいたら、看護士さんがやってきて、注意してくれた。
あの状況は、ちょっとすごかったな・・・。
看護士さんがいなかったら、ずっと私は苦笑いしながらまっちゃんに肩をぐらんぐらん揺らされ続けていただろう。