君に Ⅰ

「そう・・・。まあいいわ。
あなたはあの子を痛めつけるだけの駒だったもの。」

「え・・・。」

「あんたたち。やっちゃって。」

「(誰!?)」

物陰から出てきたのは数人の男子生徒。

全員が私を殴ったやつだった。

「もう、この子に用はないから。」

「ああ。ちょうどむかつくこともあったしな。」

「(まっちゃんが危ない!!)」


そう思った私は、飛び出した。





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