君に Ⅰ
そして、りこは準備に取り掛かった。
その犯人というやつを見つけ出し、金でつる。
そして、拳銃を取り出し、何回か発砲させた後、中身が空っぽの拳銃を真琴の頭に突きつける。
その後に警察に来てもらって逮捕させればいい。
もっと恐怖を浴びせるために、ナイフを突きつけるのもいいかも。
私の作戦はこんな感じだった。
まずは、お金が必要だった。
そして、この準備には1週間の期間が必要だったのである。
もちろん、学校も休んだ。
りこは笑う。
(真琴のやつ、きっと恐怖で私に仕えるようになるわ・・・。)
「おーーほっほっほっほっほっほ・・・。お父様ー!!」
もちろんこんなことをりこが考えているなんて、舞歌たちは知らない・・・。