河の流れは絶えず~和泉編~
自分でも驚いてしまった。

さらさらとした感触が心地好い。

すると、以前感じたあの感触と興奮がすっと甦ってきた。

「あ、、、、。」

彼女は小声でそうつぶやき、目を閉じた。

彼女が近くにいて俺は彼女にこんなことをしているのが信じられない。

ついこの間まで、声さえもかけられなかったのに。

彼女を抱きしめたい、そんな想いが膨らんできた。
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