小悪魔ちゃん
あたしは先輩を探すために廊下に出た。
途端に突き刺さる冷たい視線。
「ほら、あの子だよ……」
「あぁ……。
酷いよね……いくら自分が可愛いからってさー」
何これ……。
一体どこまで広まってるの……?
みんなのあたしを見る目が……いつにも増して鋭い。
「ほら、安西だよ」
「んー……でも、俺あの子ならちょっとぐらい遊ばれてもいいかなー」
「ははっ、じゃあちょっと行ってこいよ」
勘弁してよ……。
昨日とは全く違うみんなの反応……。
噂ってこんなに早く回るものなの?
ていうか、一体どこからそんな噂が……。
……やっぱり、あの人……