真夏の夜
「ねえ、城田君」
「ん?」
「入って大丈夫なの?」
「大丈夫だって」
「本当に?」
城田君の足が止まった時、私たちが3年の時の教室が合った
「うわーなつかしい」
私は一番後ろの席に座った
「なつかしいなあこの席」
「隣同士だったよな」
そう・・・城田君とは一度、隣同士になった事があった
「うん・・・」
「白木」
「何?」
「卒業式の時のキス、あれってさ初めてだった?いや、どうしても気になって」
「うん、初めてだった、だからビックリしちゃって、城田君は?」
「俺も…」
「嘘!」
「本当だって、だからマジで緊張して」