甘くて危険な輝き~GOLD PRINCESS~
「遅れましたっ…」
座ってご飯を食べていると、やっと朝華が入ってきた。
購買に行くって言ってたのに、遅かったな。
「朝華。なんかあったの?」
「ううん、ちょっと先輩に捕まってただけ」
「は……誰。なんて言うヤツ?」
「いっ、いや、大丈夫!
凛ちゃんが行くほどのことじゃないよ〜」
ははっ、と困ったように笑う姿を見て、ついていかなかったことを後悔した。
そんなやり取りを見ていたオレンジ頭が、のんびりと口を開く。
「あー、朝華チャン俺ら3年に人気あるからな〜」
…は?
頬張ろうとしていたパンを思わず下ろした。
「…ちょっと待って…オレンジ頭って…3年?」
「……わお、姫さん今更かよ〜。
俺と陽は最上級生だっての」
「……ウソ…」
「ウソじゃねえよ?
なに?今からでも司先輩って呼んでくれる?」
「……」
ケラケラと笑うそいつとは別に、周りのみんなは目を丸くしていた。
「凛…本当に知らなかった?」
「…輝は何年なの」
「………2年だけど」
「……」
「え〜それも知らなかったパターン!?
ここで凛と同級なのは朝華ちゃんと隼人だけだよ!」
「……」
「凛ちゃん…私は知ってたよ…」
「……え、」
知らなかったのは私だけっぽい。