キミと、ピエロ的恋愛遊戯。
翌日の放課後。
俺にとっては久々のミーティングがあった。



大会まであと数日だ。

先輩リーダーの熱意なんかが
ひしひしと伝わってきた。





「絶対優勝するぞ!
目指せ、2連覇!!」



へぇ〜、前回も優勝してたのか。


「黒宮!!」

急に名前を呼ばれて
思わずビビった。


な、なんだ?


今はちゃんと話聞いてたぞ。






前回欠席したことでも注意されるのかと思い、
心の中で身構える俺。





けど、かけられた言葉は
全く違うものだった。






「あいつ、頼むな。」


「あいつって、奏良のことっすか?」



先輩は曖昧な相槌だけ打って
部屋を出て行ってしまった。





残された俺の頭の中は
解消出来ない疑問符だらけだった。
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