隣の彼の恋愛事情
「なにジロジロみてんだよ」

今までつぶっていた目がパッチっと開かれた。

「起きてたんですか?べ、別にジロジロなんて見てないです。チョロっとだけ」

そう言い訳するも、狸寝入りで私の行動はバレバレだったはず・・・。

恥ずかしくなって、向かい合っていた体を寝返りで反対に向ける。

すると、斗馬が私を後ろから抱きしめてきた。

「いいよ。好きなだけ見ればいい」

「そう言われると、恥ずかしくて見れないです」

「わがままー」

そう言うと、私を一気に引き寄せて、耳元で

「おはよう」

と甘い声で囁いた。
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