隣の彼の恋愛事情
そのあとの事は、はっきり覚えていない。

ただ斗馬の熱い体と優しい声と、思ったよりはマシだった破瓜の痛み、それに勝る幸せな体の疼きだけが記憶に残った。

目覚めると、そこには大好きな人の寝顔がある。

今までの自分の人生の中で経験したことのない幸福感に包まれる一瞬。

(鼻高いな・・・睫毛も長い)

普段ならじっと見ることが出来ない斗馬の顔をここぞとばかりに堪能する。

(この綺麗な顔の人が、私を好きなんだな)

改めて考えると、胸がキュンとなり嬉しさがこみ上げてくる。

自然にほころんだ顔を下にもどそうとしたとき
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