隣の彼の恋愛事情
「やっぱりこんなところに、ホクロがあって斗馬って名前の人そうそういません。」

神崎は俺の左手を掴んで嬉しそうに大声をあげた。

(ホクロ?どんだけ記憶力いいんだよ)

俺は、エレベーターの中で左手薬指にあるホクロの話をしたのを思い出した。

そこに

「三浦オーナー。お電話が入ってます。」

と言うスタッフの声がかかった。


「オーナー!!!!」

(万事休す・・・)

このまま返すわけにはいかない。

俺は神崎の手を引いて事務所へと引きずっていった。
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