隣の彼の恋愛事情
無理やり連れてこられたのは、店の事務所だった。
私を、乱暴にソファーに座らせると、まずはかかってきた電話に応対していた。
私はその間事務所をまじまじと見回しながら、異常にかっこいい三浦さんを好奇心いっぱいの目で見ていた。
―――――
電話を終えた三浦さんが何も言わないまま、タバコをとりだして高そうなライターで火をつけた。
会社では、あんなにダサい(失礼)し、オーラもへったくれもないのに、人間ってここまで変身できるんだ。
タバコを吸いながら思案している顔は、今まで私が認識していた三浦さんとは天と地ほど違う。
「タバコ吸うんですね。」
私が話しかける。
「まさか神崎にバレるなんてへまするとは……」
は~っとため息をついた。
「私みたいな貧乏OLがこんな会員制のお店にくるとは思ってなかったってことですね。」
棘のある言い方をしてみた
「あぁそうだ。」
(いや実際一人では来れないけど、ちょっとは否定しようよ)
私は、会社でほとんど明かされていない三浦さんのプライベートが知りたくて、質問した。
「あの~オーナーってどういうことですか?さっきも言いましたけど、社員の副業は我社では禁止されています。」
鉄仮面の弱みを握った私は強気に出てみた。
「バレたら大変ですよね。」
私はちょっとしたいたずらのつもりで、彼を上目遣いで睨んでみた。
私を、乱暴にソファーに座らせると、まずはかかってきた電話に応対していた。
私はその間事務所をまじまじと見回しながら、異常にかっこいい三浦さんを好奇心いっぱいの目で見ていた。
―――――
電話を終えた三浦さんが何も言わないまま、タバコをとりだして高そうなライターで火をつけた。
会社では、あんなにダサい(失礼)し、オーラもへったくれもないのに、人間ってここまで変身できるんだ。
タバコを吸いながら思案している顔は、今まで私が認識していた三浦さんとは天と地ほど違う。
「タバコ吸うんですね。」
私が話しかける。
「まさか神崎にバレるなんてへまするとは……」
は~っとため息をついた。
「私みたいな貧乏OLがこんな会員制のお店にくるとは思ってなかったってことですね。」
棘のある言い方をしてみた
「あぁそうだ。」
(いや実際一人では来れないけど、ちょっとは否定しようよ)
私は、会社でほとんど明かされていない三浦さんのプライベートが知りたくて、質問した。
「あの~オーナーってどういうことですか?さっきも言いましたけど、社員の副業は我社では禁止されています。」
鉄仮面の弱みを握った私は強気に出てみた。
「バレたら大変ですよね。」
私はちょっとしたいたずらのつもりで、彼を上目遣いで睨んでみた。