隣の彼の恋愛事情
そう思うものの、俺はそこで神崎を待ち続けた。

一時間少しまったところで、神崎がマンションからでてきた。

俺の姿を発見した神崎の顔は歪みそれを見た俺は激しく動揺した。

そして、本当はもっと別の言い方をしたかったのに、強い口調で神崎を攻めるような言葉ばかり口から出てきた。

「ほんとにもういいです、気にしてませんから、それにそろそろ役立たずの下僕を首にして、可愛くて仕事のできる新しい下僕を捕まえたらいいじゃないですか?今なら三浦さんが声かければみんな喜んでお世話してくれますよ。」

ふと、神崎が言った言葉が胸に突き刺さる

(たかが下僕にここまでするか!俺の気持ち本当に1ミリも気がついてないのか!)

謝罪に来たのに、ますますこじれる会話に俺はイライラしていた。

ヒートアップ思想だったその時、美馬が現れた。

(なんでコイツここに・・・)

神崎の実家で話を聞いて、迎えにきたらしい美馬はナイトよろしく神崎をかばって連れて行こうとしていた。

冷静でない俺に分は悪く、神崎は美馬の運転する車に乗って走り去っていった。

オマエの背中を見つめるだけしか出来ないことがこんなに悔しいなんて思いもしなかった。


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