隣の彼の恋愛事情
そう思った俺は、実家につくとリモコンでガレージのを開け急いで、玄関へと向かった。

そして親父の書斎にまっすぐに向かい、この見合いの話は断ると伝えた。

書斎に入っていきなりの俺の宣言に、読んでいた書類から顔を上げて驚いた顔を見せた。

親父は青山グループの総帥。刻まれた皺や目力からそのカリスマ性がにじみ出ている。

俺の尊敬する人物。

「なんだ、お前藪から棒に。見合いの席ではいい感触だったじゃないか」

鋭いまなざしで俺を見る

(息子に向ける視線じゃないな)
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