隣の彼の恋愛事情
やっと落ち着いて話ができると思った俺は結子さんのことを話した。

会話の合間にも俺は、神崎への思いを伝えたつもりであったが鈍いゆえにそれに気がつかない。

(まぁ、いいか。おいおいわかってもらえれば)

焦る気持ちがないわけじゃない。

ただ、俺の思いを一方的に押し付けるわけにはいかない。

神崎の歩調に合わせるのも俺たちの関係には大切なことだ。

神崎の小さな口に好物のつくねを食べさせる。

戸惑いながらも、口をあけてつくねに噛み付き咀嚼している。

(なんか、エロい・・・)

そんな不埒なことを考えているとは露知らず、うまそうにつくねを食べる神崎が可愛くてしょうがなかった。

俺がニコニコ笑う姿をみて不思議そうな顔して見ている神崎がそこにいた。

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