隣の彼の恋愛事情
***

ほんの少しだが、神崎が壁をとって歩み寄りはじめた。

店に呼びつけた神崎がうまそうに食事をしてるのを確認して、仕事をしに事務所に戻った。

(今日はゆっくり時間がとれると思ったのにな)

急に入った急ぎの仕事でせっかく神崎が来たのに事務所に缶詰だ。

しばらくして店に戻ってみると、カウンターに一人で座っている神崎の横に美馬が座っていた。

(気に入らない)

なんで、美馬がいつも神崎の隣に座ってるんだ。

なんとか言いくるめて店の外に出す。

車にのせて、美馬の話になった。

ただの幼馴染といえども、そうそう邪魔されたんじゃこっちが困る。

それに美馬の過剰な神崎への干渉は幼馴染の域を超えてる。これは男の勘だ。
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