隣の彼の恋愛事情
強引にではあったが、俺のマンションへおとなしく着いてきた神崎は部屋に入るなり、キョロキョロと部屋の中をみわたしていた。

(さてと、どうしようかな)

部屋へ連れ込んだとはいえ、俺の気持ちが通じたのがついさっきの話だ。
あんまりがっつくのもどうだろうか。

自分の気持ちと上昇した体温を冷ますために、ビールを持ってソファへと向かった。

同時に神崎にもそこに座るように促す。

緊張しているのか、挙動不審な態度がまた俺のいたずら心をくすぐる。

(やべ~。これはちょっと本気でやばい)

今まで、じりじりと思いを鬱積してきた俺には手の届く範囲に神崎がいることで理性の箍はとっくに外れてしまっていたみたいで、何度か熱いキスを交わすとうるんだ瞳の神崎をみて、シャワーを促した。

(俺の部屋でシャワーを浴びる意味ちゃんとわかってるよな)

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