隣の彼の恋愛事情
翌朝、視線を感じて目覚めるとそこには赤い顔で必死で言い訳する紅緒がいた。

(この慌てふためいてる顔がツボなんだよな)

朝から、いたずらな俺の手が紅緒の体をいったりきたりしている。

もう一回と言いたいところだが、ここは先輩風を吹かせて我慢、我慢・・・。

紅緒をバスルームに向かわせると、俺はコーヒーメーカーにコーヒーをセットしてバスタオルとドライヤーを準備した。

その後も、休日と紅緒を満喫していた俺の携帯に、昨日の仕事を片付けろと清水から電話があり、しぶしぶ紅緒を解放して仕事へ向かった。

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