隣の彼の恋愛事情
secret:11 アイツと私とライバルと
(とうとう、やってしまった)

斗馬に家まで送ってもらった私は、親に挨拶をするという斗馬をなんとかおとなしくさせて、部屋にもどってきた。

まだ違和感のある下半身と赤い顔を父や母にばれないか心配で、すぐに自分の部屋にこもった。

ベッドに腰掛けたままで姿見をみるとそこにはいつもと変わらない自分がいた。

(そう簡単に色気とかフェロモンとかは出ないか)

安心したような、残念なような複雑な気分になる。

着替えようとして、下着をとるとそこにはたくさんの斗馬からの赤い愛のしるしがそこにはたくさんあった。
< 211 / 335 >

この作品をシェア

pagetop