隣の彼の恋愛事情
「そんなこと気にしてたのか?こういう料理は外では食べられないだろ。紅緒だけが作る味だから他の何よりも上手いよ」

大きな口でアジフライをほおばりながら、もりもりご飯を食べる彼に愛しさがこみ上げる。

こうやって、なんでもない言葉や態度がどれだけ私を斗馬の虜にするか、彼はわかっているのだろうか?

(こんなに甘やかされて、私大丈夫かな?)

そんな風に片付けをしながら思っていたら

「早く、片付けて風呂はいろー!久々だから長時間になりそうだし」

そう恥ずかしい言葉をリビングからかけられた。

(これからもっと甘い時間になりそう・・・)

その日の斗馬も私の甘い期待を裏切らなかった。
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