隣の彼の恋愛事情
(斗馬忙しいんだな。結局来れなかったな)

そう思ってると、店の扉が開いて、息を切らした斗馬が勢いよく 入ってきた。

「はー間に合った!」

肩を上下にしながら斗馬は私に抱きついた。

いきなりの登場にびっくりしたけど、早希とチィ兄の目があるので、急いで引き離す。

「わざわざ走ってきてくれたの。ありがとう」

喜ぶ私とは別に、早希とチィ兄は冷たい視線を斗馬に向ける。

「なんだ?何かあった?」

不思議に思った斗馬が、早希とチィ兄に話しかける。

「ちょっと顔かせ、早希ちゃん紅と外で待ってて」

そう言って、チィ兄が斗馬を店の奥に連れて行った。
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