隣の彼の恋愛事情

「神崎、これ――」

「ちょっと業務立て込んでるんで、指示メモ書きお願いします。これが終わり次第すぐにとりかかります。」


翌日から、ミスこそはしないもののアイツに合わせる顔がなくなんとなく必要最低限の事以外で言葉を交わすことがなかった。

(あ~あ、逃げたってどうなるわけでもないんだけど)

アイツ狙いの女子社員からはあからさまに、調子のってるからだよ。とかザマーミロだなんて今時学生かっていうイヤミを言われた。

ため息しか出ない一週間を過ごした金曜、仕事を終えて足早に会社を出ようとしていたところで、背後から肩を掴まれ、強制的に振り向かされた。

明らかに不機嫌丸出しのアイツがそこに立っていた。
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