それでも君が好きだよ
「何しに来たの…?用件は!?」



私をギッと睨み付ける結愛だった。


「あっ…結愛、来てたんだ。だったらこの
プリント届けてもらえばよかったな~。」



私はうつむいたままプリントを見た。


ダメだ…。笑えないや…。



私はサッと結愛にプリントを手渡しして、


逃げるように帰ろうとした…。



が、結愛の言った言葉に思わず


私の足は止まってしまった。



「和佳はあんたに会うのが
嫌で毎日学校を休んでるのよ。」



私の心を砕いたのはその一言だった。
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