それでも君が好きだよ
―――そして次の日。
黒板の一面に貼りだされていた
俺が北野をぶった写真と………
《彼女に暴力をふるう番場は最低な男。》
と黒板に大きく書かれた文字。
写真を破り捨てて、黒板の字を必死に消し
た。その途端、心が白から黒へ変わった。
俺は席へと座り顔を伏せる。
いつものように新井と柏原は
仲が良くて会話が途切れることはない。
ただ、いつもと違うのは
回りからの痛い位の視線と……