それでも君が好きだよ
それまで私が番場くんを支えてあげたい。
「……あれっ?音じゃん。おはよーっ!」
廊下を歩く私の背中に声がかかった。
誰だろう…?そう思って振り返ると…
「………結愛?」
私の後ろに結愛が立っていた。
結愛はニッコリ笑い、真っ白な
ユニフォームを私に向け近づいてきた。
「結愛、走る練習終わったの?」
「今はちょっと休憩中ってとこ。
コーチ厳しくってさ~体もたないや。」
そう言う結愛の体は確かにボロボロ…。