さよならの見つけ方 第3章 *君の声がする*
「ね、久しぶりにさ、一緒に寝てみよっか」
私の提案に、マイケルは大きな瞳を丸くさせた。
「え、いいよ、
ベッドぎゅうぎゅうだよ」
「…楽しそうじゃない?」
「えー…、
寝苦しいと思うよ、お互い」
「マイケルは嫌なの?
昔はあんなに潜り込んできてたくせに」
そう言って瞳を覗き込むように茶化すと、マイケルは少しだけ、怒ったふりをする。
「…昔と今は違うよ」
頬を染めて唇を尖らせるマイケルの人懐っこい表情。
それは相変わらず、昔のままなのに。
「今日だけ。
ダメ?」
「…もー。
明日体があちこち痛くても知らないよ」
「いいんだってば、ほら」
急に楽しくなって、腕を引き寄せた。
思いのほかその腕が固くて少し驚いたけれど、
ため息をついてランプを消そうと手を伸ばすその動作が綺麗で、
私は何も言えなくなった。