夜猫'A cat chooses xx.'
わぁわぁと五月蝿くなった倉庫は次々と見知った人が目立ち始める。
見知った人だけが立っていて、寝転んだ人は全て知らない人。
頭の中で、夜猫が勝ったのだと解った。
『風生‼皆大丈夫!?』
私は焦りながら必死に声を出すと、皆は少し口角を上げて笑ってくれた。
「夢羽、返してもらおうか」
「……俺らが貰っちゃダメか?」
……
「「「『は?」」」』
夜猫の皆も、夜猫じゃ無い人も一斉に間抜けな声を出した。