【続】赤い糸のその先は…。
俺が大阪に転勤になった時、
麗子はうちの会社に転職していて、偶然にも再会した。
「また、付き合えるわね?」
と、俺に迫ってきた麗子だったが、
「悪いな...好きな女が出来たんだ。そいつ以外には触れるつもりは無いんだ。」とあっさりと突き放した。
今まで、冷静な彼女しか見たことがなかったが、
その時ばかりは顔を真っ赤にさせて俺を罵倒した。
「何でよっ! だったら何で期待なんてさせるのよっ!」
「期待させた覚えは無い。最初から体だけって言ったろ?」
「サイテェーーーーっ!!!」
俺は愛しているなんて一言も言ってないぞ。
勝手に勘違いしたのは、そっちだろ?
何を今更言っているんだ?