【続】赤い糸のその先は…。
「僕は北村女子はタイプじゃないですねぇ。香水も付けすぎだし、胸を強調した服装は社内では場違いですよぉ。」
それって、私を慰めてくれてるの?
「僕は、ゆずちゃん先輩一筋ですから。」
顔を赤らめて、私に向かって宣言してくれる幸田君。
私がヤキモチを妬いちゃっていたのがバレてたんだね。
だから、私を元気づけようとしてくれてるんだよね?
幸田君の気遣いが嬉しくて素直に「ありがとう」って
お礼の言葉が口から出ていた。
気持ちが落ち着いてきた私は、フロアに戻る決心をした。
現在進行形の課長と北村女史から逃げていちゃ駄目だよ、ゆず。
自分に言い聞かせて、コーヒーを一気飲みして振り返ると....
「......。」
視線の先には、課長が壁にもたれ掛かって立っていた。