【続】赤い糸のその先は…。

何の疑いもしないで俺についてくるゆず。


本当は会議の準備なんてしなくていいんだよ。


使う予定のない会議室にゆずを入れてから


鍵を閉めて後ろから抱きしめた。


ゆずは驚いて、俺の腕の中から逃げ出そうとしたけど、


そうはいくもんか。


俺はお前を抱きしめる為にココに連れてきたんだからな。


耳や首筋を攻めると途端に脱力したらしく、大人しくなった。


それでも、エスカレートしそうな俺の行為を止めようと、


振り向いたその顔が...上目遣いの...その涙目が...


とうとう俺のタガを外してしまった。


必死で抵抗しようとしてたけど、


その表情が俺を煽っている事なんて気付いていないんだろうな。




< 37 / 82 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop