【続】赤い糸のその先は…。
何の疑いもしないで俺についてくるゆず。
本当は会議の準備なんてしなくていいんだよ。
使う予定のない会議室にゆずを入れてから
鍵を閉めて後ろから抱きしめた。
ゆずは驚いて、俺の腕の中から逃げ出そうとしたけど、
そうはいくもんか。
俺はお前を抱きしめる為にココに連れてきたんだからな。
耳や首筋を攻めると途端に脱力したらしく、大人しくなった。
それでも、エスカレートしそうな俺の行為を止めようと、
振り向いたその顔が...上目遣いの...その涙目が...
とうとう俺のタガを外してしまった。
必死で抵抗しようとしてたけど、
その表情が俺を煽っている事なんて気付いていないんだろうな。