【続】赤い糸のその先は…。

「ねぇ、最後にお願いがあるのよ。」


「なんだ?」


「お別れのキスをしてくれない?」


はぁ? 俺は好きな女以外には触れないって言っただろ?


驚いている俺に、
麗子は強引に俺の頬を摑んでキスをしてきた。うっ。





ガタッ!





物音に気付いたら、ゆずが目に一杯涙を溜めて立っていた。


まずいっ。俺はパニクった。くそっ。



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