【続】赤い糸のその先は…。

「もうっ...ずっと待ってたんだからね...


待ちくたびれたから先に飲んじゃったの。ふふっ。」


酔っ払い効果なのか、なんだか機嫌が良さそうだ。


「ねぇ、どうして北村女子とキスなんてしちゃったの?


ダメじゃん。私がいるっていうのにさっ」


「.....。」


なんだか....ムクれているゆずが可愛すぎる...。


俺は、自分の理性を保つ事が出来るのか自信がなくなってきた。


そんな男の事情なんて知らないゆずは、俺を誘ってくる。


「だから、今日こそはひとつになっちゃお?」


「....。」


「男の人って欲求不満だと、別の女の人にフラフラと


誘惑されちゃうんでしょ?」


「.....。」


麗子とキスをした事を言っているのか?


あれは、俺の意思じゃないぞ。


「課長が欲求不満にならないように、


私がドンと課長を受け止めてあげちゃうぞ?」


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