スーツを着た悪魔【完結】
適当でぞんざいなやり取りだった。
深青はそのままフロアの奥へと向かう。
眼鏡……似合わないって……
なんなのよ、それ。
だって仕方ないじゃない!
仕事中は眼鏡が必要な程度には目が悪いんだから!
ふつふつと怒りが込み上げて来たけれど、口に出せるはずもない。
まゆはふうっと息を吐いて、またデスクへと座った。
さっさと終わらせてやる!
で、就職活動して、辞めてやるんだ!!!!!
――――……
そうやって怒りに燃えるまゆがキーボードを叩いていた一方で――
アルバイトをナンパする暇そうな社員を営業に行かせたあと、深青は自分のデスクを覆うように隠すパーティション型プランターの隙間から、PCでメールをチェックするフリをしながらまゆを眺めていた。