モカブラウンの鍵【完結】
「トングって便利だね。菜箸より使いやすい。それに縦型のピーラーもあんなに使いやすなんて思わなかった」

「ああ、キッチンバサミ、トング、縦型のピーラーはすごく便利なんだよ。俺も包丁で皮むきはできるけど、ピーラーで剥いた方が楽だから、そうしてるし。トングは食材が掴みやすいんだよ。キッチンバサミは味噌汁を作るときに便利だよ。鍋の上でネギを切るとのとかにね」

「料理ブログでもやったら。そのうち出版社から本にしませんかって話がくるよ」

「料理は趣味。ブログは面倒。味見してみ」


スプーンでクリームソースを掬い、口に運ぶ。


「美味しい。涼太も」


姉ちゃんからスプーンを受け取り、クリームソースを食べる。


「うん。美味い。合格」

「じゃあ、盛り付けるね」


あ、3人分にしなくちゃいけないんだ。

姉ちゃんをキッチンから出さないと。


「姉ちゃん、テーブルの上、まだ拭いていないから、やっといてくれる。あとスプーンとフォークを並べておいて」

「わかった」


よかった。

これで3人分の盛り付けができる。

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