モカブラウンの鍵【完結】
夫婦喧嘩に巻き込まれた休日が終わり、いつもの月曜日が始まった。

今日は初夏を通り越して夏のように暑い。

ただ湿度が少ない分、からっとした暑さで過ごしやすい。


「おはようございます」


事務所に入ると、ブルーの半袖ブラウスを着た佐伯さんが「おはよう」と言った。

佐伯さんを見た途端、姉ちゃんが見せてきた雑誌の下着が浮かんだ。


朝から何を考えてるんだろう。

姉ちゃんに毒されたな。

真面目に仕事して毒抜きしよう。


午前中は『natural jewelry』関係の残務をして終わった。


「杉山、お昼食べよう」


「あ、はい」


月曜日にお弁当を作ってきてくれるなんて珍しい。

一緒に会議室に入り、お弁当を食べ始める。

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