TABOO†その手でその目でその舌で~秘密の恋
「どこか痛かったですか?」
私の涙に気づいた彼の手が止まる。
「心が…
痛かったみたいです」
次の瞬間---
背中に熱い重みがかかる。
「それも…俺が治してもいい?」
耳もとで囁かれて、体を反転させられた。
「俺に、あなたのすべてをまかせて」
彼に抱きしめられて、私はその背中にぎゅっとしがみついた。
彼の手が、
目が、
舌が
---私の全身を這いまわる。
彼のキスが仰け反る私の背中に落ちて…
私は柔らかく蕩けて滴りはじめる。
彼の腕の中で、踊りながら…