さよならの見つけ方 第1章
学年で言うと一つ年上のチャドは、私達の学校のちょっとしたアイドルだ。






人当たりがよくて優しいチャドは、頭だって抜群にいいし、



歌だって上手いし、



スポーツだって何だってソツなくこなせるし。







何より、笑顔が本当に素敵なのだ。










そんなチャドのことを好きな女の子は、私の周りにもたくさんいる。






みんなに公平に優しいチャドは誰を好きなのか全くわからない。










だけど…










単なる近所の女の子でもいい。



妹みたいな存在でもいい。









こうして部屋に上げてくれて、誕生日に可愛いプレゼントをくれる。










まっすぐ笑顔を向けてくれて、カンナと名前を呼んでくれる。






それだけで充分。






今はまだ、それだけで――――








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