さよならの見つけ方 第1章
「…カンナ、

今何考えてる?」






「ん、当ててみて」










「…“マイケルとクリスの、薄情もの”」






「残念、はずれ」






「あはは、全然当たらないね」






「じゃ、チャドの考えてること、

今度は私が当ててみる」






「うん、いいよ」










少しだけ近付いて真剣な顔でじっと目を見つめると、チャドが吹き出して笑うから、



つられて私も笑ってしまう。










「…わかった?」






「…わかんない」






「ダメダメだね」






「うん、ダメダメだ」






見つめ合うだけでこんなにドキドキしてるんだから、目で会話が出来るようになる日なんて、ずっとずっと来ないような気がする。






当たり前か、目と目の会話なんて。


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