さよならの見つけ方 第1章
“多分”







“きっと”







“もしかしたら”







“そんなはずない”







“だけどもし”







“そうだとしたら”――――











教会へと向かって走っている時、いろいろな想いが飛び交った。






全てどうしても私の不安が“あの事柄”へと結び付いてしまう。








“あの事”を話している時のチャドの瞳には、たとえ隣にいてもいつも手が届かなかったから。








空を見上げて遠くを見つめるチャドの心は、何億光年も彼方へと旅立っていたような気がしたから。














信じて信じて疑わなかった。






二人の優しい日々が、終わるはずない。






そうずっと、信じようとしていた。










だけど本当は、こんな日がいつか訪れるんじゃないかと、どこか心の隅で思っていた――――



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