さよならの見つけ方 第1章
――――13歳の冬、



降り続いていた雨が減り、気温が少しずつ落ちてくる頃。






その週はラテン語の長文訳が、私に当たっていた。






ただでさえ苦手なラテン語。



課題の発表は明日なのに、あろうことか私はラテン語のノートを教室に忘れて来てしまったらしい。



少しずつ進めてはいたけれど、最終確認がまだ済んでいない。










「不安だよ~…」









チャドの家に電話をかけると、彼はすぐに出てくれた。






「明日の何限目?」






「1限…」






「うーん、

せめて2限目だったら、何とかなりそうなんだけど…」






ちなみにラテン語は、チャドの得意科目のうちの一つだ。

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