さよならの見つけ方 第1章
廊下の突き当たりの階段を下ると、そこがチャドのクラスルームだ。







確かにチャドの言った通り、至って普通の教室なんだけれど、



好きな男の子が普段過ごしている場所なんだと考えただけで、そこは一瞬で特別な空間に変わる。













「…チャドの席はどこ?」






「特に決まってないよ。

うちのクラス、すごい自由だから」






「え、毎日違うの?」






「まぁ、大体決まってくるけどね。

メンバーとか位置関係は」









「ふーん、大学みたい。

なんか楽しそう」






「うるさいだけだよ。

みんな当てられると、やたらと僕に聞いてくるし」






「いいなぁ。

私もチャドと同じクラスだったら、答えられなくて怒られるなんてこともなくなるんだろうな」










「…カンナ、よく怒られてるの?」






「あ、でも、たまにだよ」





チャドに心配をかけないように必死に弁解してるけど、実は怒られてる回数は問題児のクリスと同じくらいだったりする。


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