さよならの見つけ方 第1章
出発の日は、抜けるような青空だった。






見送りに集まった友人達や近所の人々で、小さな通りはあっと言う間に埋まってしまった。






朝からチャドはたくさんの人と笑顔で別れの挨拶を交わし、餞別を受け、

抱えきれないくらいの花束やプレゼントを車の後部座席に忙しそうに積んでいる。









昨夜、



荷物が運び出されてがらんとしたチャドの家で、お別れ会を開いた。










長年見慣れた部屋が殺風景な景色に変わると、心まで一緒になってからっぽになる気がするのは、

一体なぜなんだろう。




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