さよならの見つけ方 第1章
みんなで食べ物やお皿やナイフなんかを持ち寄って、



大人たちはたくさんお酒を飲んで、



遅くまで歌ったり踊ったり、話したりして騒いだ。










みんな笑っていたけれど、直前までチャドのアメリカ行きを知らされないでいたマイケルはずっとぐずぐず、涙を流していた。






みんなに混じって、私もたくさん笑って泣いた。






しんみりしてしまう瞬間は何度も訪れたけれど、その度誰かが思い出話を始めて、みんなで笑ってしまうのだ。










8歳から15歳まで、チャドがこの街で過ごした7年間は楽しいことばっかりで。










本当に本当に、



涙が出るほど楽しいことばっかりで。











一晩中、ずっと私は笑っていられた。










頬の筋肉と腹筋が、実はそのせいでまだ痛い。






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