さよならの見つけ方 第1章
(…晴れていて、よかったな)





雲一つない青空を見上げて私は思う。






クラスメートに囲まれているチャドにクリスが近付いて、何だか耳打ちをしているのが見える。







何と言っているかは分からなかったけれど、その瞬間、チャドが瞳を丸くして首を傾げるのが分かる。






そんなチャドにクリスが念を押すような仕草をすると、観念したかのように、チャドは笑った。










何を話しているのか気になったけれど、私の位置からでは二人の会話は聞こえなかった。







何年か後、その内容を私は知ることになるのだけれど。

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